マスクの種類と裏表、上下の見分け方 意外と知らないマスクの常識
意外と知らないマスクの常識、多くの人が間違っている?
今まで40年以上生きてきてマスクの裏表って意外と意識せずに使っていた気がします。
マスクはどっちが表でどっちが裏?
そんな事が気になりだしたのは、色付きの青色マスクを入手した時、これはどっちが裏表?
おや?
この青色の面と白色の面はどちらが表になるんだ?
マスクは白いイメージが強いのでやっぱり白い方が表側になるのかな?
と疑問が湧いてきたわけです。
答えは!「青色の面が表側」でした。
この時にマスクの裏表の見分け方について知ることになりました。周りに青色マスクを付けている人がいたのですが、なんと!青色の面を裏側にして付けていました。
気になって、数人の方にマスクの裏表って見分け方分かる?と質問してみたところ、返ってきた多くの答えが「マスクの紐部分の接着面をみて、接着側を裏側にして使用する」との回答が大多数でした。理由は、接着面が表に出ると見た目がおかしいからとのこと。
しかし、その認識では裏表を間違えて使ってしまうかも。
実際に、それで間違っていないマスクもありますが、最近は肌に触れる方に接着面があると肌への刺激になるため外側、表面に接着面があるマスクが多く出てきています。
一例がこちら
この写真は見えている面が表側になりますが、紐が表側に接着されています。子供用マスクなので肌への刺激にも考慮した作りにしているんでしょうね。
確かに「耳ひもの接着部のある面を内側にしてご使用ください」とパッケージに記載ている商品もあります。しかし、これはその商品を使用する際に裏表を見分けるポイントです。他の商品では「耳ひもの接着部のある面を外側にしてご使用ください」と記載されているものもあります。
その他、マスクに文字が書かれていて、書かれている文字が正しく読める方向で裏表が分かるものもあります。ウラ、オモテといった文字を書いてくれている親切なマスクもあります。
でも、こういった裏表に関する記載がある親切な商品ばかりとは限りません。実際に私が持っていた商品には、パッケージを見ても裏表に関する使い方について書かれていない商品も多数ありました。
では、どうやって見分けるのが正しいのか?順を追って説明していきます。
マスクの主な種類
一般的によく使用されるマスクには、風邪予防などで使用されるガーゼマスクや花粉症用の不織布マスク、医療用サージカルマスクなどの種類があります。
素材を見るとよく目にすることがある「ガーゼ」「不織布」といったマスク。最近ではマスク不足から手作りマスクや再利用ができるウレタンマスクなどを使用する方も増えてきています。
マスクの形状は主に3種類あります。
平型タイプのマスク
ガーゼマスクの主流である平型。小学校の時に給食当番の時に使用していた記憶が・・・。新型コロナウイルスの流行で全世帯に配布されたマスクもこの布マスクでしたね。
ブリーツ型のマスク
花粉症予防などで使用されることの多い不織布タイプのマスクはブリーツ型と言われます。ブリーツ型は折が付いていて、広げることで口元に空間ができ呼吸しやすくなります。このブリーツ型は主に2種類のタイプがあり、段々折りタイプ、Ω折りタイプ(オメガ折りタイプ)があります。
段々折りタイプ | Ω折りタイプ(オメガ折りタイプ) |
立体型のマスク
最近特に目にすることが多くなった手作りマスクやウレタンマスクに多い立体型。
これらのマスクの形状によって、裏表や上下の見分け方があります。
プリーツタイプ段々折りマスクの裏表の見分け方
このプリーツタイプ段々折りマスク、私がマスクの裏表が気になりだして、周りの様子を見ていて最も間違った付け方をしている人が多かったマスクです。
プリーツタイプ段々折りマスクの裏表を見分けるポイントは、段々になっている折り目のひだ部分が下を向く面が外側になるように使用するのが正しい使い方です。つまり、折っている部分が下を向く面が表面になります。
マスク正しい付け方 | マスク間違った付け方 |
裏表を間違えると、空気中の浮遊物や花粉、ウイルスが折り目に溜りやすくなります。そういった物が溜まりにくいように、谷間が下を向いてるようにして使用しましょう。
最近では裏面の素材に冷たく感じる素材や肌に優しい素材など機能を持たせたマスクもあるので、間違えるとその機能が意味なくなってしまうものあります。
プリーツタイプ段々折りマスクの正しい使い方分かりましたよね。さっそく、周りの人をチェックしてみて下さい。コロナウイルスの影響でマスクの使用は日常となりましたが、ほんとに間違って使用している人まだまだ多いです。
って、ついこの前まで私もマスクの裏表を気にせずに使用していたので、間違って使っている事もあったはず(;^ω^)。多分「あれ?あの人マスクの裏表間違ってるぞ」って目で見られていたんでしょうね。
プリーツタイプΩ折りマスクの裏表の見分け方
続いて、プリーツタイプΩ折りマスクの裏表の見分け方です。
コチラは実際に間違って使用している人を見たことありません。プリーツタイプΩ折りマスクは直感的というか、使用感的にも分かりますよね。
正解がこちら
段々になっている折り目の真ん中が山頂になるようにブリーツ(折り目)を開き使用します。真ん中の折り目が膨らんで張り出す方が外側になります。つまり真ん中が外側に開く方が表面になります。
マスクに唇があたりにくいように口元部分が一番高くなります。商品によってはノーズワイヤーだけでなく、真ん中へもワイヤーが入っていて口元の空間をしっかりとキープしてくれる立体設計の優れものマスクもあったりします。
これだと変って何となく分かりますよね(下写真)。口元の空間が狭くなって違和感があると思います。
ウレタンマスク 裏表と上下の見分け方
ウレタンマスクはコロナウイルスでマスク不足に陥った時に、何度も洗えて使えて便利なため、急に脚光を浴びて人気になりました。最近では、利用している方が多くいますよね。ウレタンマスクの多くが立体型になっています。また、不織布マスクでも一部立体型のものあります。
ウレタンマスクの上下の見分け方
ウレタンマスクのような立体型の上下はどちらが正しいのか?今ではあまり間違えて使用している人を目にすることは少なくなりましたが、ちょっと前はちょくちょく見かけることがありました。
畳んだ状態でみるとこんな感じです。
開いてみるとこんな感じです。
初めてだと、膨らんでいる方が顎かな?って感じが確かにします。でも実際付けてみると、鼻が出てしまう(笑)。
以前は良く、この状態の人いませんでした?もちろん、うまくつければ逆でも鼻かくれますけど・・・。
答えは!
膨らんでいる方が上側で鼻の位置にきます。
畳んだ状態で見ると上下が分かりやすです。上に来る方が空間が広くなっていたり、上に突き出した形になっています。
ウレタンマスクの裏表の見分け方
それでは、次はウレタンマスクの裏表です。ネット、SNSで調べてみると、耳(ビラビラ)のある方が外側って書いている人たちが多かったです。
現にウレタンマスクを付けている人を見ると、耳(ビラビラ)のある方を外側に向けている人が多いですよね。畳んであるものを開いて裏返して使用するってあまり考えませんよね。
ですから、自然にそういった使い方をしている人が多いのかと思います。耳(ビラビラ)が出ているのがかっこ悪い、変だと感じ、裏返して使用している人もいるかもしれませんが・・・。
それでは、答えは!
ウレタンマスクの裏表ですが、PITTA MASK(ピタッ・マスク)のメーカーによるとどちらで使用しても問題ありません。
裏表はないんですね。公式の動画を紹介しておきます。
この答、実は私は意外でした。耳(ビラビラ)が外側だと思っていました。私と同じく勘違いしている方結構います。ネットでもそう書いていた人わりといましたからね。
でも、メーカーや商品の種類によっては裏表が決まっているものもあるかと思います。不織布のマスクの立体型のものは裏表が決まっているものが多いです。
マスクの裏表まとめ
マスクの裏表、そして上下についてまとめさせて頂きましたが、どうだったでしょうか?
分かっているようで意外と知らない、間違っていたって方もおられたのではないでしょうか?
新型コロナウイルスによってもたらされた「新しい生活様式」これからの生活では、マスクの常識は大事です。間違った使い方をしていると、マスクの効果も十分に得ることができません。
今回は裏表や上下について説明しましたが、マスクの洗濯、正しい付け方、外し方。その他、マスクによって得られる効果、マスクを取り扱うにあたっての各種注意点、しっかりとおさえておきましょうね。