香川県こんぴらさん金刀比羅宮の観光ポイント(長い石段&グルメ等)
香川県のこんぴらさん、金刀比羅宮行く前に知っておきたい観光ポイント紹介
香川県の金刀比羅宮は古くから「こんぴら参り」として一生に一度はお参りしたい場所として人気の観光スポット。最近はパワースポットとしても取り上げられて人気が出ています。
今回、知人と金刀比羅宮を訪れたので主だった観光ポイントをまとめてみました。歴史のある金刀比羅宮を訪れるなら行く前にちょっとした情報を持っていると、何も知らずに訪れるより何倍も楽しめますよ。
こんぴらさんは長い石段(階段)が有名です。表参道の入口から御本宮までの石段(階段)は全785段、海抜は251メートル、ここまで行くのもおよそ30分ほどの時間がかかり一苦労。立派な御本宮があるので、ここで長い石段は終わりだと勘違いされ下山される方もいるそうです。
もちろん、御本宮までってのもありかもしれませんが、さらに583段の石段(階段)があります。距離して約1キロほど象頭山の頂上近く(海抜421m)に、通称「奥社(おくしゃ / おくのやしろ)」があります。正式には「厳魂神社(いづたまじんじゃ)」といい、金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命が祭られているそうです。
御本宮に次ぐパワースポットとして有名なので、体力が許すのであれば、ぜひこの奥社まで行ってみて下さいね。
こんぴら参りを済ませたら、表参道の老舗手打ちうどんやその他名物グルメなどを楽しんじゃいましょう。今回いってきたグルメスポットも紹介していきます。こんびらさんへ行くときの参考になればと思います。
金刀比羅宮のこんぴら参りは表参道からスタート
金刀比羅宮のこんぴら参りは表参道から始まります。
表参道は登録有形文化財に指定された 築百数十年の建物の外観をそのまま残した「こんぴらうどん」。約400年前に創業した、老舗旅館の帳場を利用した「虎屋」など歴史情緒あふれる通りとなっています。
名物グルメやお土産物屋さんなどが多数立ち並んでいるので思わず足を止めてしまいそうになります。でも、おすすめなのは、御本宮や奥社を目指し帰りに表参道の散策ですね。こんぴら参りは長い石段が有名なところ、奥社までは1368段の石段(階段)があります。お土産などを購入し荷物が増えると大変です。
また、天然温泉の足湯なんてものもあり、こんぴら参りで疲れた足を帰る前に癒すのもおすすめ。表参道のグルメ、お土産の情報は「御本宮」、「奥社」の紹介の後に記述しています。
こんぴらさん「御本宮」まで石段(階段)785段の道
こんぴらさんで有名な長い石段(階段)は表参道から始まります。表参道は最初は平坦な道のりですが、しばらくするとすぐに石段(階段)が現れます。
その最初の一段目がこちら。
最初のうちは、お土産物屋さんが並んでいますが、ここでお土産などは買わずに置きましょう。なんせ金刀比羅宮、御本宮までで785段さらに奥社まで行くのであれば1368段の石段(階段)を登る必要があるので荷物はなるべく少ない方がベストです。お土産物の購入は帰りがおすすめです。
途中、手荷物を預かってくれるところや、杖を貸してくれるところもあったりするので、荷物の多い方は活用してみてもいいかもしれません。
石段(階段)を113段登ると「一之坂鳥居」
この「一之坂鳥居」を超えると一ノ坂と呼ばれ急な階段になります。
石段(階段)を168段ぐらいのところに、重要有形民俗文化財「灯明堂」があります。中には多数の「釣灯籠」が吊り下げられていて、夜の暗い参道を照らしてくれるそうですが、午前中なのでその景色はみれませんでした。というか、たまたま写真がありましたが、「灯明堂」自体に気づいてませんでした(笑)。上記の一ノ坂の写真左の壁が重要有形民俗文化財「灯明堂」です。
石段(階段)288段に「琴陵宥常銅像」「石榑千亦歌碑」「碇」があります。この場所はとても紅葉が綺麗で印象的な場所でした。
そこからしばらくすると、「ここで294段目、御本宮まであと491段」の表示が・・・・。先は長いなと痛感させられる表示です(;’∀’)。
そこに「5人百姓」と書かれており何のことかと気になったので調べてみると、こんぴら名物の「加美代飴」というハンマーで割って食べるべっこう飴、これを販売できるのはこの「5人百姓」だけだった!
昔は、金刀比羅宮境内大門内にある5軒の飴屋のみが境内での営業を唯一許されたお店だったようです。今でも実際に境内で「加美代飴」の販売をおこなっています。あれ?と思ったのですが、大門以外でも途中のお土産屋さんでも販売されていました。どうやら今はお土産物屋さんの中にも5人百姓のお店があるようです。
石段(階段)365段・・・。1年の日数?何か意味があるのだろか?この地点に「大門」があります。大門が神域の総門になります。
大門をくぐるとこの神域で唯一商いを許されていた上記写真の5人百姓の大きな傘さしたお店が現れます。
大門を超えるとなだらかな道になり桜馬場と呼ばれ、その両脇には桜が植えられており、春の季節には桜道になるそうですがこの時期はその景色を見ることはできませんでした。春に改めて来てみたいですね。
その後、「こんぴら狗の銅像」や「高橋由一館」「社務所門」があります。
「社務所門」から左に進んだ石段(階段)500段目ぐらいに一休みできるカフェ&レストラン(神椿)があります。
その後に、急な階段が続いていたので、神椿はちょうどいい休憩場所だなと思いました。私は神椿には寄らずにそのまま上がっちゃいましたけどね。
これを登りきった石段(階段)628段目に「旭社」があります。ここをお参りするのは、「御本宮」お参りした後が良いそうです。「旭社」写真の通り結構立派な建物なので「御本宮」だと勘違いしてしまう人もいるそうです。くれぐれも「御本宮」だと思って下りないようにしましょうね。
「旭社」の前を通って北に進むと石段(階段)642段地点で「賢木門(さかきもん)」があります。
その先の右側に「遙拝所」があり、正面に「本宮手水舎」があるので心身を清めるておきましょう。
いよいよ、「御本宮」までのラストスパート!石段(階段)652段から785段「御前四段坂」。写真の通り「御前四段坂」の下から上に「御本宮」があるのがうかがえます。
「御前四段坂」を登り切って石段(階段)785段目やっと「御本宮」到着です。
「御本宮」の北東側には展望台があり、ここからの展望風景は絶景です。富士山のような形をした綺麗な「讃岐富士」をみることができますよ。
「御本宮」の前には神木のクスノキがあり、その他、三穂津姫社や銅馬などがあります。
三穂津姫社の南側には絵馬殿があり、数多くの絵馬が掲げられています。
奉納プロペラや神馬もいました。
そして忘れてはいけないのが、「幸福の黄色いお守り」が御本宮神札授与所で手に入ります。て「幸福の黄色いお守り」 と「ミニこんぴら狗」のセットで1500円です。
厳魂神社(奥社)は御本宮から583段、計1,368段の石段
「御本宮」の北透垣の西端にある鳥居をくぐり進んでさらに、石段(階段)を583段進むと厳魂神社(奥社)があります。
下山することも考慮して、体力が残っているなら是非奥社に行ってみましょう。距離にしておよそ1キロ程度です。
石段(階段)の923段目に「白峰神社」(しろみねじんじゃ)があります。
その後の道中もなかなかの石段(階段)がありますよ。
石段(階段)1368段目に「奥社(おくしゃ / おくのやしろ)」があります。「奥社」と呼ばれることが多いですが、「奥社」は通称で、正式には「厳魂神社(いづたまじんじゃ)」というそうです。
厳魂神社(奥社)からの景色も絶景で、琴平の街並み、そして讃岐富士はもちろん、瀬戸内海も一望できます。
金刀比羅宮(こんぴらさん)のおすすめグルメ&お土産
こんぴらさん、金刀比羅宮のお参りを済ませたら表参道で名物グルメの食べ歩き、そして人気お土産などの物色です(#^.^#)。
今回、訪れたところやその他有名なこんぴらさん表参道のお店やお土産などを紹介します。
こんぴらさんで有名なグルメと言えば、外せないのがやっぱり「うどん」。こんぴらさん、金刀比羅宮は香川県ですからね。別名「うどん県」です!!
こんぴらさん表参道で私がおすすめのうどん屋をご紹介します。どのお店も特徴的で魅力的なお店です。ぜひお店選びの際にお役立てください。
こんぴらさん表参道でおすすめ「うどん屋」4選
中野うどん学校
テレビやマスコミでも人気店として取り上げられる創業100年を超える老舗「中野うどん学校」
最大の特徴は、本場讃岐うどんの「うどん打ち体験」
体験は粉を練るところから始まり、麺棒延ばしそして茹でて試食まで一時間弱で体験できます。卒業記念として「卒業証書」、「うどん作りの秘伝帳」、「麺棒」、「古地図」が一体になった掛け軸が頂けます。自分で作った本場讃岐うどんが食べれちゃうおすすめのうどん店です。
うどん打ち体験+自作うどん試食+掛け軸(右の写真)のセット料金
2名様~14名様まで1,600円(税別)
15名様~500名様まで1,400円(税別)
※予約制:9時~15時までのご希望の時間にご予約
こんぴらうどん
こちらも創業65年を超える老舗。
「女性自身」や「男の隠れ家」、「日経ヘルス」等の雑誌、その他テレビなどでも取り上げられているこんぴらさん表参道の有名店。
おすすめのポイントはやっぱりこんぴらうどんのお店の建物とその雰囲気です。こんぴらうどんの建物は、築百数十年の登録文化財に指定されていて外観は当時のそのまま!店内も古風で風格のある内装となっており、外観に合わせケヤキ、トチなどのテーブルと木で出来た椅子などこんぴらの雰囲気を味わえるお店です。
今回こちらのお店で食事させて頂きました。
良くあるセルフうどんなの取り置き天ぷらと違い、揚げたてで提供される天ぷらが自慢、炊き込みご飯もおすすめとの事でこちらを頂きました。手打ちうどんは足踏み、練り、手打ちと全ての工程をお店で行って作っているこだわりのうどん。茹でたてを特製醤油をかけて、地元ならではのしょうゆうどん頂きました。
虎屋
「こんぴらうどん」同様にレトロな建物の「虎屋(とらや)」。そのお店は約400年前に創業した、老舗旅館を利用しています。この旅館かつては昭和天皇や皇室御用達の宿だったそうです。店内にもトラの彫刻や、細工など、古建物の好きな方や海外の方などにはすごく喜ばれそうなお店です。
てんてこ舞
てんてこ舞も趣のある古風な建物のお店です。建物は1850年の江戸時代に建築された築150年の門前町で最も古いものだそうです。
こちらは、セルフのお店。さぬきうどんって感じがしますね。今ではセルフうどんは全国でどこでも食べれて珍しくもありませんが、香川県ならではの本場のセルフ体験ができますよ。セルフうどんですが、大釜にたっぷりのお湯の中、プロの職人さんが茹であげてくれます。さぬきうどんはこしが大事ですからね。茹でで失敗したら大変。ここはプロの職人さんが茹でてくれるので安心です。
店内は広くセルフのお店なのでお店の前は行列になっていますが、思ったより待ち時間を感じることなくスムーズに食べることができます。
こんぴらさん表参道、金刀比羅宮でおすすめスイーツ&お土産
「幸福の黄色いお守り」と「こんぴら狗(いぬ)」
金刀比羅宮といえば、「幸福の黄色いお守り」。このお守りは785段の石段を登り、御本宮まで行かないと手に入らないお守りです。
477段目にある「書院」にもお守りは売っているのですが、青赤白緑のお守りで黄色は御本宮付近にある神札授与所で購入できます。価格は800円。「幸福の黄色いお守り」に「ミニこんぴら狗」のマスコットが付いたものが1500円で販売されており、こちらも人気です。
こんぴら狗とは
江戸の昔「こんぴら参り」の袋を首に飼い主にかわって犬がこんぴらへ首に巻いた袋に初穂料と道中の食費をいれて飼い主が旅の人に託した犬。無事代参をすませると再び旅をして家族のもとへ。いつの頃かこんぴら参りのこの犬を「こんぴら狗」と呼ぶようになりました。
と・・・道中にあった「こんぴら狗」の銅像付近に書いてありました(#^.^#)。
金刀比羅宮の土産代表格、灸まん本舗石段や「灸まん」
金刀比羅宮(こんぴらさん)で最も有名なお土産と言えばコレ!!
灸まん本舗石段や「灸まん」ですね。「名物かまど」と並び香川県を代表する土産菓子。
「灸まん」は2002年に熊本市で開かれた第24回全国菓子大博覧会において、最高賞である名誉総裁賞を受賞している。また、上皇陛下・今上陛下と2代続けての献上された全国的に見ても極めて珍しい商品。金刀比羅宮(こんぴらさん)に来たらオススメしたい金刀比羅宮参詣の土産の代表格です。私も購入しました。
店内ではお茶も飲めるので、灸まんを頂きながら金刀比羅参りで疲れた体を癒すってのもいいですね。お店もレトロな雰囲気でいい感じです。
カラフルでかわいいご当地ソフト!『嫁入りおいりソフト』
SMSやインスタ映えで人気のある香川県の名物の「嫁入りおいりソフト」
このソフトクリームの周りに付いているカラフルな玉は、「おいり」という香川県の名物あられです。香川県では引き出物として結婚式で利用されたりしており、もち米を「煎って」作るので「おいり」と呼ばれているそうです。
このおいりですが、ふわっとした食感でくちどけがよく、ソフトクリームと相性ピッタリです。「嫁入りおいりソフト」は良縁に恵まれるというご利益があるとも・・・。
金刀比羅宮(こんぴらさん)の駐車場情報
金刀比羅宮(こんぴらさん)にいくと、長い石段を登らなければならない為、出来るだけこんぴら表参道の階段口に近い駐車場に止めるのがベスト!
無料の駐車場、条件付きで無料になる駐車場などもあります。金刀比羅宮(こんぴらさん)の駐車場は、300円から1000円程度で他の観光地に比べると割と安めなので、週末など混雑している時は、空きを見つけたら早めに止めた方が良いかもしれません。
いくつか金刀比羅宮(こんぴらさん)付近の駐車場を紹介しますね。
琴平公園駐車場(無料)
こんぴら表参道まで5分、300mの場所にある琴平公園駐車場。金刀比羅宮(こんぴらさん)の駐車場では唯一無条件で無料の駐車場です。数台しか止めれないので止めれたらラッキー。早い者勝ちです(*^^)v。
神椿駐車場(条件付き無料)
金刀比羅宮 境内、石段(参道)500段目にある「カフェ&レストラン神椿」の駐車場。
普通車で約20台停められる駐車場でカフェ&レストラン神椿をご利用の方への専用駐車場です。 駐車場のみのご利用は固くお断り。駐車場の場所は石段(参道)500段目です。つまり神椿専用車道を使用することで、500段目まで車で行けてしまいます。 駐車場の使用条件はカフェ&レストラン神椿の利用だけです。
駐車場の場所確認はこちら⇒神椿駐車場位置情報
※Googlemapで発見できなかったので「カフェ&レストラン神椿」HPの交通アクセス情報
HPはこちら⇒「カフェ&レストラン神椿」
石段の駅つるだや駐車場(条件付き無料)
こんぴら表参道のすぐ目の前、徒歩1分です。食事やお土産の購入2,000円以上で無料になります。お土産購入予定の方などにはオススメの駐車場。駐車台数は50台。
琴平石段口駐車場(条件付き無料)
こんぴら表参道まで約250m、約4分程度の駐車台数は70台。通常料金は20分100円ですが、ナカノヤ系列のお店で2,000円以上利用することで無料になります。ナカノヤ系列のお店は、当サイトでも紹介している、おすすめのうどん屋の手打ち体験の「中野うどん学校」、うどん茶屋の「てんてこ舞」もあり、その他ではお休み処の「四国の旬」、お土産屋の「ナカノヤ本店」等があります。
Googleマップは、位置が正確にでなかったので付近の住所で入れています。
タイムズ琴平こんぴら前(混雑時おすすめ)
収容台数が121台と大型の駐車場。混雑時にはおすすめの駐車場です。料金は平日60分300円、当日最大500円、土日祝は料金が上がり、60分500円、当日最大800円。石段登って、御本宮や奥社を目指すなら、当日最大の料金になるかと思います。
距離も300mで徒歩約4分の立地で有料駐車場ではおすすめですね。
こんぴら一段目駐車場(参道に近くおすすめ)
収容台数20台、1日1回500円の良心的な料金設定。こんぴら表参道が近く、距離は300mで徒歩約4分。出来るだけ近くに止めたいって方におすすめです。だた、小さめの駐車場なので空いていればラッキーです。
ナイスパーキング琴平町第2-121(激安でおすすめ)
最大料金は8:00-18:00が400円、18:00-8:00 は300 円
時間料金は00:00-24:00が100円/h (特定日)00:00-24:00が15 分100円になります。最大料金を考えると結構リーズナブルな駐車場です。距離はこんぴら表参道から400mほど離れており、徒歩で5分程度になります。駐車台数は13台と少なめです。
その他近隣の駐車場
その他、金刀比羅宮(こんぴらさん)、こんぴら表参道付近には駐車場がいくつかあります。祝日など人の多い日には近隣の駐車場は難しくなるので歩くのを覚悟してちょっと離れたところに停めるのも一つの方法です。距離が少し離れると料金的に安い駐車場も多数あります。参考までにGoogleマップで表示しておきますね。